自己紹介

神奈川県茅ケ崎市で受験国語専門の国語塾を主宰しています。
HPは、http://www.kokugojyuku.com/ です。
mixiでは、ねぎぼうずの名前で日記を公開しています。

2010/04/08

制服がまぶしくて

中学校の入学式帰りの教え子たちが
まっさらな制服を見せに
塾にきてくれる日々が続いている。

どの子も、本当に制服が似合う。
こんなに似合うなんて。

学校の制服だから、
紺が基本なんだけど、
襟の臙脂とか、校章の刺繍の白とか、
エンブレムの赤などが
その子にぴったりあっている。

ご入学おめでとう!

2010/03/27

素直になれなくて

6年生の2月に合格をつかむまでに紆余曲折があり、
お母さんはその日まで、試行錯誤の連続だ。

イメージどおりに勉強しない子どもを、
おどしたり、なだめたり、すかしたり。

生徒たちもわかっている。
お母さんがいなければ受験なんてできないことを。
お母さんのおかげでこの問題が解けるようになったことを。

でも、どうしても素直になれない。
親子ともども素直になれない。

昨日の生徒たちの宿題は、
お母さんに
「いつもありがと。勉強がんばるよ」
と言うことだった。

「この一言を言えば、お母さん、三ヵ月はもつよ」
「そうか、じゃあ、来年の2月までに、あと4回言えばいいんだね」

う~む。一ヵ月もつというべきだったかな。

2010/03/23

100点とるつもりで

難関校に合格した生徒たちに試験当日の様子を聞いた。
彼らに共通していたことは
「100点取ろうと思って臨んだ」
という言葉であった。

指導する立場でいうと、合格最低点をねらって
学習をしぼる方法がすごく大切なのであるが
子どもの立場で考えると
「100点とるぞ!」
という気迫は、何よりも大切な気持ちであろう。

「100点とれ!」と教師や親に言われたら、圧力となって子どもは混乱する。

けれども、自ら、100点をとる!と決めたら、こんなに強いことはない。

2009/10/14

手のひら一杯のがんばり

国語の記述問題を直すとき、消しゴムを使わないで修正させる学年もあるが、
6年生が過去問を本番と同じ状態で解くときは、
消しゴムをごしごし使って、必死に書き直す。

よりよい答えを目指して、消しゴムで消しては書き、
書いては消し、時計をみてさらに消し、そして書き上げる。
生徒の机の上は、消しかすがもじゃもじゃに拡がっていた。

授業終了後、消しかすを捨てるのは生徒の大切な役目。
集めて手のひらにのせた消しかすをじっとみて、生徒がぼそっとつぶやいた。

「今日も、こんだけがんばった・・・。」

手のひら一杯分のがんばり。

本番につながるがんばり。

2009/10/06

四字熟語

読解力は語彙量に比例すると思う。

生徒が苦労しているのが、四字熟語。
文字だけを覚えようとすると苦しい作業になるので、
意味をつかまないといけないが、
四字熟語って、中年のつぶやきのようなもので、
身も心も若い小学生は、意味が実感できない。

一日千秋の思いとか、十年一日などは、まさに大人の感覚だと思う。

六年生たちに
「私が君たちの合格発表を待つときの思いが一日千秋の思いだよ」と
話したが、まだピンとこないようだ。

一石二鳥は覚えがいいが、子どもにもわかりやすいお得感があるよね。




 

2009/06/10

書く力を支える力

入塾したばかりの3年生たちに、50題の漢字テストをした。
「50題を8分で書いてね。速く書くときも、字はきれいにね」といったら、
テスト開始と同時に真剣な表情で漢字を書いていった。

終了後、
「先生。首と手が痛いよ~」
最初は、どの生徒も首と手が痛いという。

書く力を支える力がある。

いい姿勢を保つ力
鉛筆を握り続ける力
指先の微妙な調整力

入塾して半年以上すぎた生徒たちは、
どの子も30分以上書き続けてもへこたれない。

書く力を支える力

これって、かなり大事な力。

2009/06/07

選択肢の問題は

選択肢の問題を解くときは、
1 設問を読む
2 該当する本文を熟読
3  選択肢を読む
の順番がセオリー。

しかし、生徒達は、設問→選択肢の順に読み、本文をちぃ~とも見ない。
これでは、一日考えても答えはでない。
教えても教えてもセオリーどおりにならず、元の読み方にもどりやすい。

何度も何度も教えていると、
ある日、「私は、前からできていたのよ」とばかりに、セオリーどおりに読解できる。
この日に出会うのが、けっこう嬉しい。