自己紹介

神奈川県茅ケ崎市で受験国語専門の国語塾を主宰しています。
HPは、http://www.kokugojyuku.com/ です。
mixiでは、ねぎぼうずの名前で日記を公開しています。

2009/10/14

手のひら一杯のがんばり

国語の記述問題を直すとき、消しゴムを使わないで修正させる学年もあるが、
6年生が過去問を本番と同じ状態で解くときは、
消しゴムをごしごし使って、必死に書き直す。

よりよい答えを目指して、消しゴムで消しては書き、
書いては消し、時計をみてさらに消し、そして書き上げる。
生徒の机の上は、消しかすがもじゃもじゃに拡がっていた。

授業終了後、消しかすを捨てるのは生徒の大切な役目。
集めて手のひらにのせた消しかすをじっとみて、生徒がぼそっとつぶやいた。

「今日も、こんだけがんばった・・・。」

手のひら一杯分のがんばり。

本番につながるがんばり。

2009/10/06

四字熟語

読解力は語彙量に比例すると思う。

生徒が苦労しているのが、四字熟語。
文字だけを覚えようとすると苦しい作業になるので、
意味をつかまないといけないが、
四字熟語って、中年のつぶやきのようなもので、
身も心も若い小学生は、意味が実感できない。

一日千秋の思いとか、十年一日などは、まさに大人の感覚だと思う。

六年生たちに
「私が君たちの合格発表を待つときの思いが一日千秋の思いだよ」と
話したが、まだピンとこないようだ。

一石二鳥は覚えがいいが、子どもにもわかりやすいお得感があるよね。




 

2009/06/10

書く力を支える力

入塾したばかりの3年生たちに、50題の漢字テストをした。
「50題を8分で書いてね。速く書くときも、字はきれいにね」といったら、
テスト開始と同時に真剣な表情で漢字を書いていった。

終了後、
「先生。首と手が痛いよ~」
最初は、どの生徒も首と手が痛いという。

書く力を支える力がある。

いい姿勢を保つ力
鉛筆を握り続ける力
指先の微妙な調整力

入塾して半年以上すぎた生徒たちは、
どの子も30分以上書き続けてもへこたれない。

書く力を支える力

これって、かなり大事な力。

2009/06/07

選択肢の問題は

選択肢の問題を解くときは、
1 設問を読む
2 該当する本文を熟読
3  選択肢を読む
の順番がセオリー。

しかし、生徒達は、設問→選択肢の順に読み、本文をちぃ~とも見ない。
これでは、一日考えても答えはでない。
教えても教えてもセオリーどおりにならず、元の読み方にもどりやすい。

何度も何度も教えていると、
ある日、「私は、前からできていたのよ」とばかりに、セオリーどおりに読解できる。
この日に出会うのが、けっこう嬉しい。

2009/06/06

指示内容は近くに

説明文の読解の鍵は、指示語と接続語。
この二つへの神経がゆきとどけば、そこそこ読めるようになるのですが…。

指示語の指示内容は直前を探す

これがどんな文章に出会ってもできるようになるまでに、数か月かかります。
この時期が生徒の一番つらいとき。
乗り越えると、世界が広がるのですが、そこまでが辛いのよね…。

2009/06/04

漢字の意味

小学生の国語読解のポイントは、漢字力。

漢字の意味をどれだけわかっているか、かな。

同音異義語、同訓異字語のドリルをたっぷりこなすと
読解力が上がってくるのを実感!

2009/03/20

少し早めの過去問

国語力をぐんとアップするための方法として
過去問をていねいに解く方法を取り入れています。

5年生になったら、各中学校の過去問を次の方法で解かせます。

1.音読 
麻布やフェリスの文章を音読させると、30分近くかかりますが、
それでも音読させ、読めなかった漢字のチェック、語句の意味を教えていきます。

2.問題を解く
この場合、ひとりで勝手に解かせないことが大切です。
一人で解くと、へんなくせがついて、結局、混乱してしまうので、
必ず、設問の意味を解説し、本文と照合させて解いていきます。

3.家でもういちど音読

この方法で、少しずつ難度をあげていけば、
入試問題独特の文章の長さ、言い回し、設問の形式をつかむことができるようになります。

当塾の場合、新5年の女子に横浜共立、フェリス、麻布の問題を解かせています。
物語性もあって、解いていて楽しい過去問を選ぶことが大切です。

2009/03/17

国語塾オリジナル模試

私が問題を作成し、国語塾オリジナルで国語だけの模試を実施することに。
個別で国語の授業を受けている生徒たちなので、いま一つ、点を取る欲がない。
「成績順に名前を張り出す!」と宣言したら、
顔つきがマジになった。
ただし、名前は本名ではなく、模試ネームを決めていいよと言ってある。
どんな模試ネームを考えてくるのか、そちらも楽しみ。